8クイーン問題をイジングマシンで解いてみた
『月刊インターフェース』という技術系の雑誌がCQ出版社から出版されている。この雑誌は、プログラミングやマイコン工作のような実用的なトピックを、初心者にもとっつきやすい形で紹介している。この雑誌の先月号の特集が量子コンピューターであった。「量子コンピューターの原理はこれだ!」とか、「量子コンピューターが実現したらビジネスでこんないいことがある!」とか、一般人からしたら雲をつかむような話だけでは終わらず、最近の流行である、クラウド経由で実際に量子コンピューターのプログラミングを行う例を紹介している。量子コンピューターをこんな風に触れる未来が訪れるなんて、僕が初めて量子コンピューターを知った15年前には想像できなかった。感無量である。
続きを読む外資系男とお笑い芸人
気がついたら、よその会社様から御用聞きの訪問を受けるような立場になってしまった。自分の中ではようやく大学生並みの精神年齢になれたと思っているぐらいなので、「僕なんか訪問しても大丈夫?時間の無駄じゃない?もしかして僕騙されてない?」なんて疑心暗鬼に駆られてしまう。
続きを読む世界は「関係」でできている
無職本
はじめに:ブロガーもとい三日坊主
前回の更新から1か月も過ぎてしまった。こう書くといかにもブロガーといった感じがしないだろうか。まだ記事は3本しかないけど。この1か月、本を一冊も読んでいないわけではなく、引きこもりの本とか、土葬の本とか、バイオロギングに関する本とか、いくらかは読了している。しかし、仕事が思った以上に忙しくて、文章を書くためのまとまった時間の確保ができなかった。さらに、下書きを中途半端に書いては消して、書いては消してということを繰り返している。文章を書くのがこんなに苦しいとは思わなかった。この文章もとてもブロガーっぽくていいなと自分で書きながらほくそ笑んでいる。
続きを読む統計分布を知れば世界が分かる
はじめに:人生に、新書を。
Twitterで新書が話題になっている。元ツイートは把握できなかったが、「新書を読め!」と問題提起を行った人がいたらしく、その是非について議論が巻き起こっている。「人生に、文学を。」のキャッチコピーで日本文学振興会が炎上したのはもう5年も前のことだったろうか。あれとは発言の主体も違うから比較はできないけれども、こういう強気の問題提起は一部の人の心情を必要以上に逆なでしてしまうようだ。この問題にかこつけて自分の武勇伝を披露したり、「新書よりも学術文庫を読め!」というさらなるマウンティングを被せたりと、いかにもTwitterらしい「議論」が展開されており、苦笑いしながら話題を追っている。
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